生活支援 |
FAX: 042-664-8895
館ヶ丘団地は、中層・高層54 棟(約2,800 戸)で構成された大規模開発団地。ここに最近結成された新しい自治会。加入は任意であるため、会員世帯は約500戸程度。住民相互の繋がりがあまりない実情を踏まえて、住民の相互交流の場を提供するため「団地の縁側」など運営するほか、各種イベントを開催。また、高齢者のニーズにこたえる形で、健康体操や健康吹き矢、団地タクシーなどに取り組んでいる。
●コミュニティスペース「団地の縁側」を運営。
●自転車タクシーを「団地タクシー」の名称で運営。毎日午前11時~午後1時、午後2時~午後3時で運行。対象は歩行困難な方が中心。
●健康体操、健康吹き矢を団地集会所で開催(参加費無料)。
●見守り訪問の実施。毎月1回全戸を対象に見守りの声掛け訪問を実施。
●商店街主催の夏祭りに自治会として模擬店を出店。ゴミセンター運営。
●バザーと産直市の開催。毎年秋ごろに開催。最近はフリマの企画も開始。
●餅つき大会を毎年冬に開催。地元学校の学生も参加。つきたて餅の販売。
●防災・防犯のため地域住民に参加を呼びかけ「年末パトロール」を実施。
●その他、随時必要に応じてイベント等を開催。年4回の会報を発行。
八王子市館町1097番地 館ヶ丘団地2-5-102
会員全員が参加する総会により選出された役員(会長・副会長・事務局長・専門部長)を中心に、委員やサポーター、計30名程度が自治会の運営に携わる(すべて団地住民)。
このほか、「団地の縁側」のカフェスタッフと団地タクシーの運転手として団地住民や地元学生などがボランティアとして参加している。また、団地タクシーの運営には八王子市シルバーふらっと相談室が協力している。さらに、防災関連イベントでは上館町会と協力している。加えて地元小中学校、高校、大学と随時連携。
「団地の縁側」(コミュニティスペース):木~月で開店(午前10時~午後4時)、定休は火水。
持込み自由の無料休憩室でカフェを併設。多機能便座の洋式トイレ。非会員も利用可。運営は自治会役員やボランティアスタッフ。地元学校の生徒や地域住民による作品展示や演奏会。図書(住民寄付)の無料貸出し。来客用駐車場の受付など自治会窓口の機能も果たす。
自治会費:月100円(年間で1,200円)。
団地の縁側のカフェや団地タクシーの利用は無料だが、運営への協力として寄付を募っている(例、1杯100円程度)。
いわゆる高齢化団地が舞台であるため、活動内容が高齢者支援が中心となるが、団地には子育て世代も居住しており、これら世代のニーズに応えることも念頭に置いて活動を進めている。任意加入の自治会であることは活動を支える人員が限られていることにもなるが、活動内容については、柔軟に対処できる側面がある。
館ヶ丘団地は、昭和50年から入居開始。住民の高齢化が課題ではあるが、平成30年をめどに団地再生をめざして集約化が図られつつある。平成28年8月末には団地内スーパーが撤退したが、11月末には新規スーパーが開店した。その間、自治会として移動販売車の誘致や新規スーパーの早期開店で市やURに働きかけるなど住民利益の実現のため積極的に活動している。